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鉄道のある生活

 

鉄道のある生活

◎文/郭漢辰

◎翻訳/新垣李加子

◎撮影/陳十撮影工作室

 

 

 高雄市街地は、鉄道地下化とメトロ・ライトレール・高鉄(台湾高速鉄道)といった交通機関によって通勤・通学が便利になり、また高雄を訪れる観光客が移動に費やす時間も短くなった。

高雄メトロR11高雄駅

 高雄メトロR11・高雄駅・永久駅は、2018年9月5日、正式に利用が開始された。深夜0時、高雄メトロの運営を行う高雄捷運公司によって、臨時駅の停止を告げるアナウンスが流れた。0時28分に臨時駅に到着する終電に乗ってやってきた鉄道ファンは、10年間の務めを終えた臨時駅とお別れし、新しくできた永久駅の誕生を祝った。

 市民が新しい路線に親しめるように、永久駅の屋根付きの屋外通路の出入口には目立つ案内板が設置され、案内人が配置された。高雄捷運公司によると、高雄駅は一日平均三万人もの利用客がある台湾の港町で三番目に運輸量が多い駅である。永久駅の運行開始後は交通整理が進むだろうとのことで、屋外通路は一時的に出入りに使われている。駅を出て左に曲がると長距離バス、右に曲がると市バスに乗ることができる。台湾鉄道の地下化とその後工事に伴い、来年の初めには駅の出入り通路の調整がさらに進められる。

 永久駅のホームは地下四階にあり、地下二階と三階は商業施設になっている。七百十四坪の広い面積に、コンビニやレストラン街・カフェ・ベーカリー・土産店・小売り業者などが入っている。

三塊厝旧駅の新しい姿

 高雄の鉄道地下化は、北は左営区の左営駅から南は鳳山区の大智陸橋まで、全長15.37キロメートルに及ぶ。その中にある三塊厝旧駅は高雄駅の前身で、日本統治時代の1908年に「三塊厝駅」として開設された高雄市唯一の日本式木造建築の駅だ。1986年9月26日に運行停止となったが、鉄道地下化後に新計画が立てられ、三塊厝新駅が地下二階・相対式ホームの簡易駅となった。出入口は日本式の木造建築が再現され、旧駅跡に呼応した懐かしい面影を残している。

 三塊厝新駅の近くには三鳳中街があり、また鉄道地下化の後には緑地が設置された。近い将来、町の東西を繋ぐ遊歩道となるだろう。古い駅の再利用で町が活性化され、鉄道文化の歴史に新たなページが付け加えられた

生活を彩るメトロとライトレール

 1999年、赤とオレンジのメトロ線の計画が開始され、2008年3月9日に運行開始となった。この中で赤線の橋頭駅から世運駅までは高架式線路を採用している。赤線の南岡山駅、オレンジ線の大寮駅は駅ができたことが地域の発展に役立った。高雄ライトレールは、台湾で初のライトレールである。環状線として計画されており、全線は37駅になる予定で、C1(籬仔内駅)からC14(哈瑪星駅)までがすでに全線開通している。地上を走るライトレールからは雄大な海と港町の風景を眺めることができ、高雄の魅力が感じられる。

 大動脈といえる新たな鉄道網の建設によって、高雄の公共交通機関はますます充実したものになっている。高雄の人々も新時代の鉄道生活を迎えているのだ。

     Information:   
 

◆高雄メトロ・ライトレール  https://www.krtco.com.tw/en/index.aspx   

◆交通部台湾鉄路管理局  https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip?lang=JA_JP