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誰もが夢中になる茂林の風景

 

誰もが夢中になる茂林の風景

◎文/陳婷芳

◎撮影/曾信耀、謝冠儀

◎翻訳/新垣李加子

 台湾原住民のルカイ族の主な居住地、高雄市茂林区は茂林・萬山・多納の三つの集落からなる。その中の一つ、多納集落には「黒米祭」というルカイ族独特の祭りがある。今年は7月14・15日に盛大に開かれ、部族の人々が豊作を祝い、祖先の霊の守護に感謝する儀式が行われた。祭りは粟植え解禁の宣言でもあり、部族の団結と収穫物をお互いに分け合うことを表すものでもある。また今年の黒米祭は、15代目部族長の目羅馨が新しく就任した節目でもあった。

 黒米祭ではルカイ族の原始的な祭りの儀式が、完全な形で行われる。そしてこの祭りの文化が代々繋がっていくことが望まれている。黒米祭では文化体験イベントも開かれ、訪れた人たちが花輪や瑠璃、粟穂を束ねた魔除け作り、伝統的な弓矢体験といった活動に参加し、ルカイ族の日常生活を体験した。

 その風景の美しさから、茂林区には茂林国家風景区が置かれている。濁口渓がくねくねと茂林全体を流れ、132線区道が全体を貫いて走る茂林区には信号がない。道路脇には「蝶が飛んでいます。スピードを落として」との標識が。これは、毎年冬に茂林を訪れるルリマダラ(中国語名:紫班蝶)のために設置されたものだ。

 世界には越冬する蝶が二種類存在する。一つはメキシコのオオカバマダラ、もう一つが台湾のルリマダラだ。ルリマダラは、春夏には台湾各地で繁殖し、冬になるとここ高雄の茂林区にやって来て冬を越すのである。

 秋分頃になると、台湾では東北からの季節風が吹き、この時にルリマダラは台湾南部で越冬する。このような、蝶の群れが越冬する谷は「紫蝶幽谷」と呼ばれている。茂林で蝶を見るのに最も適した季節は毎年11月から3月までだ。そして最も適した場所は、茂林区役所が設置した「賞蝶歩道」と「蝴蝶生態公園」。特に雨降りの翌日、晴れた日は最高だ。運が良ければ、ルリマダラの大群が山谷から下に降りるのを見ることができる。その様子はまるで蝶の滝のよう。餌を求めて飛びかい、水を吸って太陽の下で踊るルリマダラ。忘れられない光景になるはずだ。

 ちなみに、ルリマダラを見るのにおすすめの時間は朝。午後になると暑すぎて、涼しいところから出てこないので注意しよう。

    行き方:
多納集落
住所:高雄市茂林区多納里
     自動車でお越しの方
1.国道10号高速道路―美濃―省道台28線―新威景観大橋―省道台27線―郷道高132線
2.国道3号高速道路―屏東九如インターチェンジ―省道台3線―省道台22線―省道台27線―大津橋―区道高132線  
    茂林国家風景区:
住所:高雄市六亀区新威里171号
電話:07-6871234