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奇峰 十八羅漢山

奇峰 十八羅漢山

◎文//陳婷芳

◎翻訳/新垣李加子

◎撮影/曽信耀

◎写真提供/十八羅漢山自然人文協会

 

撮影/曽信耀

 荖濃渓の対岸には六亀区を代表する景勝地、十八羅漢山がある。十八羅漢とは、仏教において最高の悟りを得た十八人の聖者のことである。遠くから見ると十八羅漢に見えることから、この名がつけられた。この地の言い伝えでは、荖濃渓は巨大な蛇で、十八羅漢山は六亀を守っているという。蛇が川になり、十八羅漢が山になって川辺を守っているというのだ。

撮影/曽信耀

 「実は、十八羅漢山は十八に留まらず、四十以上の円錐状の山脈が組み合わさってできたものなんです」こう話すのは、十八羅漢山自然保護区環境保護及び解説担当の鐘彩嬢さんだ。十八羅漢山区では、U字谷や峡谷、山頂、蛇行した川、乾いた渓谷といった特殊な地形が見られる。

写真提供/十八羅漢山自然人文協会

 日本統治時代、日本人は当時六亀区に豊富にあったクスノキを伐採して輸送するために、十八羅漢山にトンネルを開いた。1927年から1937年にかけて五本のトンネルが相次いで開通し、1943年には六本目のトンネルが開通して、1990年にその役目を終えるまで使用された。トンネルを含んだ周囲一帯は保存状態がよく、1992年に林務局によって「十八羅漢山自然保護区」に指定され、六号以外のトンネルはすべて保護区に入ることとなった。

 まだ暑い盛りの時期、鐘さんの案内でトンネルの中に入ると、外とは打って変わって涼しさを感じた。トンネル内の礫岩はさまざまな地質の情報を秘めている。鐘さんは「水が岩石に均等に染み込むときにミネラルがゆっくりと酸化していき、木の年輪のような跡が残るんです」と説明してくれた。

撮影/曽信耀 トンネル内の切り立った岩壁は、リュウキュウツバメたちの住みかになっている。岩壁が風化して椀状に剥がれ落ちたあと、彼らは椀の中に巣を作るのだ。その姿を見ることができるのは四号から六号トンネルで、トンネル内では他にも逆さ吊りのコウモリの群れも見ることができる。鐘さんによると、十八羅漢山のトンネルは20年もの間人の出入りがなく、さまざまな種類のコウモリの住みかになっているとのことだ。コウモリは音に敏感なので、トンネル内では静かにする必要があるとのことだった。

 193ヘクタールの土地を持つ十八羅漢山自然保護区の植物相は、実に多様だ。保護区中には、緑化安蘭や假淡竹葉、類蘆、多花山柑といった珍しい種類の植物もあって、かけがえのない大自然が存在している。

     「十八羅漢山生態之旅」の予約
    電話:0905-635-652
十八羅漢山自然保護区に入るには解説員の案内が必要です。来訪五日前までに「林務局―自然保護区」でオンライン申請をし、解説員のガイドを予約してください(ガイドは有料です)。ガイドの言語は中国語・台湾語・客家語です。  

写真提供/十八羅漢山自然人文協会