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美濃湖 水鳥の保護増殖活動

美濃湖 水鳥の保護増殖活動

◎文//Winnie

◎翻訳/新垣李加子

◎撮影/Carter

 

 

 レンカク(蓮鶴)は、政府により第二級希少貴重保護動物に指定されている水鳥だ。鮮やかな長い尻尾を持つレンカクは、秋や冬になると高雄市美濃区の美濃湖に飛んできて冬を越す。定年退職し、セカンドライフを送る劉孝伸さん・黄淑玫さん夫妻は、美しいが数の少ないレンカクを見て、レンカクが美濃湖に寄るだけでなく、そこで繁殖できるようにする方法を考えた。2017年1月、二人は美濃湖そばの湿地を借りて、レンカクの住みかを作ったのだ。

撮影/Carter

撮影/Carter レンカクの繁殖期は、4月から9月の間にあたる。レンカクは一妻多夫型の鳥で、雌鳥が数羽の雄鳥と交配して産卵する。雄鳥が卵を温めてヒナを育てている間、雌鳥はほかの雄鳥と交配し、産卵するのだ。

 夫妻は湿地を借りたあと地ならしをし、レンカクの繁殖期が訪れる前に1,500ものヒシの苗を植えた。幸いにも、一年目にすぐ繁殖が成功し、2つの卵が産み落とされた。

 今年、劉孝伸さんは「美濃湖レンカク生息地」の保全活動のため、初めてクラウド・ファンディングを行った。より多くの人にレンカクについて知ってもらい、その生息地保全活動に関わってもらうことが目的だ。保全活動では、ボランティアの存在が不可欠となる。今年6月、美濃湖レンカク生息地のボランティアたちがレンカクを観察していると、湖面で雌鳥が水草のえさを集めていた頃、巣では雄鳥が見守る中で卵の孵化がはじまっていた。小鳥が雄鳥の羽の下で辺りをきょろきょろ見回しているその姿を見て、ボランティアたちはずいぶん勇気づけられたという。クラウド・ファンディングの発起人である鍾益新さんによると、彼らはレンカクの観察と記録をするために、何時間も望遠鏡でその様子を見守っているそうだ。黄淑玫さんは、レンカクを見ているととても癒されると話す。

撮影/Carter

 美濃湖レンカク生息地には、ヒシのほかにもオニバスや野蓮といった水生植物の苗が植えられ、カエル、ハナガメといった水生動物やヤゴ、トンボ、イトトンボといった昆虫も増えてきた。このような環境は、レンカクのえさ探しを助け、彼らの住みかを守ることにもつながっている。現在、10羽のレンカクが、雄鳥のもとですくすくと育っている。

 「美濃湖レンカク生息地」のボランティアたちの指揮のもと、高雄鳥会もレンカクの保護活動に協力している。この活動を通して、美濃湖の豊かな水生植物の環境が作り上げられることが期待されている。