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カナカナブ族が案内する那瑪夏区

カナカナブ族が案内する那瑪夏区

◎文/Kyu

◎翻訳/新垣李加子

◎撮影/陳建豪、曾信耀

 

 

 那瑪夏(ナマシャ)区は、豊かで多様な生態系のほかに、カナカナブ族やブヌン族、ラアロア族など多彩な原住民文化を擁する地域だ。今回はカナカナブ族青年会会長・蔡劭儀(民族名・Maiia)さんの案内で、彼らの集落を訪ねてみよう。

撮影/陳建豪

原住民集落の自然と文化

撮影/曾信耀 終わりの見えない暗く静かな山々の間を、冷たい風が吹きぬける。聞こえてくるのは、鳥の鳴き声と水の流れる音だけ。地勢が険しい那瑪夏区には、中央に楠梓仙渓という川が流れている。大自然に囲まれたこの場所がカナカナブ族の故郷だ。

 「那瑪夏は、生き物が絶えず生まれている、そんな場所だと思うんです。山や肥沃な大地、豊かな自然があって、四季それぞれの景色があります。そして、カナカナブ族だけではなく、ラアロア族、ブヌン族、客家人や漢人といった多様な人々もここに住んでいます」那瑪夏の魅力を語る青年会会長の蔡さんは現役の大学生だ。青年会のメンバー達と一緒に、インターネットなどを通して集落の文化を紹介する活動をしている。

 「私は祖父に育てられたので、小さい頃から集落の活動に参加していて、お年寄りたちと原住民の言葉で話していました」蔡さんはそう話した。ここでは集落の長老やお年寄りたちが祭祀を担い、原住民語とその文化を継承している。特に一年に一度の「米貢祭」と「河祭」という祭りは、若い世代に文化を引き継ぐ貴重な機会になっている。

撮影/曾信耀(左)陳建豪(右)

 祭りはその集落の精神を知り、触れることができる点でとても重要である。例えば、カナカナブ族の「河祭」のメインは河川の神に集落の様子を報告し、豊漁と部族の平安を祈ることだ。祭りには、カナカナブ族の自然への畏敬の念が込められている。もう一つの「米貢祭」では粟の豊作を祝い、カナカナブ族の地の神である小人に食物を与えてくれることに感謝し、また天の神の加護に感謝を示す。

 初めて那瑪夏を訪れる人に蔡さんがお勧めする場所は、緑でいっぱいの瑪雅樟(マヤジャン)樹林公園だ。また、民権小学校跡地の展望台からは、自然に囲まれた集落の全景を一望することができる。

撮影/陳建豪

 新しく建てられた民権小学校も必ず行っておきたい場所である。特に人気なのが図書館だ。設計でイメージしたのは、カナカナブ族の男子集会所。狩人達が知恵と経験を伝える集会所を、書物という形で知識を伝える図書館の中に表現した。蔡さんは、観光や文化プロモーションを通してカナカナブ族の美しさを多くの人に知ってもらいたいと考えている。

 

閱讀中文版:

卡那卡那富族帶路 那瑪夏原味小旅行

https://takao.kcg.gov.tw/article/637