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高雄流行音楽センターが 「FIABCI世界最優秀建築賞」金賞を受賞

高雄流行音楽センターが 「FIABCI世界最優秀建築賞」金賞を受賞

◎文/李梅西

◎翻訳/有田夏子

◎撮影/Carter、黄敬文

 

 

 高雄流行音楽センターは2021年6月、グローバル建築界のアカデミー賞とも呼ばれる「FIABCI世界最優秀建築賞(FIABCI World Prix d’Excellence Awards)」で、70国以上の専門組織による100件以上の作品の中から、公共インフラ部門の金賞に選ばれて世界の舞台に輝いた。2016年に同じく金賞を受賞した「高雄市立図書館総館 新築工事」に続き、亜洲新湾区のランドマークがまたも高い評価を得たのである。

撮影/Carter

 高雄流行音楽センターは、2011年にManuel Alvarez-Monteserín Lahoz等4名のスペイン人建築士と台湾の翁祖模建築士からなる設計チームの手でデザインされ、10年近い準備期間と約70億元の投資により建設された、愛河の河口エリアでもひときわ目を引く建築群だ。海の波、珊瑚、イルカ、クジラなど海のモチーフを用いてデザインされた「音浪塔」、「珊瑚礁群」、「クジラ堤岸」、「イルカ歩道」、「海音館」などの建物には、展示・公演、文化クリエイティブ産業の振興、ショッピングエリアなどの機能が備わっている。高雄市民はここで散策や港湾エリアの美しい景観を楽しみながら、音楽を身近に感じることができる。

撮影/黄敬文

 コロナ禍において、高雄流行音楽センターはワクチン接種会場へと姿を変えた。広く快適な会場には没入型音響システム「d&b Soundscape」 が全国で唯一完備されており、人々は音楽を聴きながらワクチンの接種を受けることができる。

 人々の生活に根付いたこの文化施設へ行くには、高雄ライトレールに乗り、最寄り駅であるC10光榮碼頭駅、C11真愛碼頭駅、またはC12駁二大義駅で降りればよい。高雄流行音楽センターは、その建築デザインが世界の専門家の評価を受けただけでなく、「オンライン卒業コンサート」や「高流小週末」など、数々の魅力的な音楽イベントを開催している。将来は、台湾の音楽文化やクリエイティブ人材の育成と結集にさらに力を入れ、ポップカルチャーやオーディオビジュアル・5Gイノベーション産業の集積地として、愛河エリアで真珠のような輝きを放つことだろう。

 

閱讀中文版:

高雄流行音樂中心 奪全球卓越建設金獎

https://takao.kcg.gov.tw/article/641