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世界を舞台に発展する高雄のねじ産業

世界を舞台に発展する高雄のねじ産業

◎文/李暁萍

◎翻訳/新垣李加子

 

 

 ねじは非常に小さいが、生活に欠かせないものだ。私たちの日常から医療器材、航空宇宙産業に至るまで、無くてはならない存在である。台湾はかねてから「ねじ王国」と呼ばれるほど、ねじ産業が盛んだ。経済部が今年8月に発表した資料では、2020年の国内ねじ製品の輸出額は39.7億ドルに達している。台湾は、中国とドイツに次ぐ世界第三位のファスニング製品(ねじとナット)の輸出国なのだ。

 高雄のねじ産業の強みは、資源の統合と分業ができていることである。高雄市岡山区や路竹区にはねじ工場の集積地がある。多くの工場が集まることで、世界中からの高単価の発注が獲得できる。この地域で作られるねじが、生産量・額ともに台湾全体の七割ほどを占めている。さらに、高雄は海と空の玄関口であること、台湾最大の鋼鉄会社・中国鋼鉄があることも有利に働いている。原料調達、設計、製造、加工、そして輸出販売という一連の流れが集約し、競争力を高めているのだ。

 ところでここ十年ほど、東南アジアや中国の企業による低価格の製品が世界中の市場を席巻している。一方で台湾のねじ製品は、生産過程でスマート化と自動化を行い、顧客のニーズに合わせた高単価製品として成功した。今や台湾のねじは航空宇宙産業、自動車産業、洋上風力発電、医療、そして電子製品といった様々な産業で用いられている。その中でも最も急速に発展しているのが自動車だ。自動車の製造には、大量のねじ製品が必要とされる。その中で、安定性が高く納期の短い台湾のねじ製品は他国との差別化ができ、高価値製品として海外の大手自動車企業からも選ばれている。

 台湾ねじ工業同業公会の蔡図晉理事長はこう話す。「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年は中国やベトナム、インドネシア、トルコなどにある多くのねじ工場が操業を停止しましたが、台湾のねじ工場は操業を続けることができました」経済部が8月に発表した最新の統計では、7月までのねじ輸出高はすでに29.3億ドルに達している。蔡理事長は「今年はきっと史上最高の生産額になるでしょう」と話している。

 二年に一度開催される「台湾国際ファスニング見本市(Taiwan International Fastener Show)」は、コロナ禍を受け2022年4月19日から21日に開催されることとなった。このイベントは台湾唯一のB2B(企業間取引)専門のファスニング製品見本市だ。会場にはファスニング製品エリアと機械整備エリアの二つが設置され、高度に発達した台湾のファスニング産業とそのサプライチェーンを充分に示す場となっている。見本市はオンラインでの参観も可能で、海外のバイヤーを惹きつけ、国際市場への開拓が継続されることが期待されている。

 

閱讀中文版:

從扣件展看見高雄 小小螺絲創造臺灣奇蹟

https://takao.kcg.gov.tw/article/654