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逍遥園

逍遥園

◎文/侯雅婷

◎翻訳/有田夏子

◎撮影/侯雅婷

 

 

 1940年に創建された「逍遥園」は、高雄市新興区六号一路55巷に位置する日本統治時代末期の数少ない建築物だ。この史跡は高雄市政府による3年の修復を経て、2020年11月に一般公開された。

 逍遥園は、日本の皇族である大谷光瑞(おおたに こうずい)が、当時「大港埔」と呼ばれていたこの地に建造した農園付きの別荘である。大谷光瑞は著名な宗教家であり、夫人の妹が大正天皇の皇后であることでも知られる。また浄土真宗本願寺派における第22世法主であり、内閣参議を務め、台湾の重要な経済政策の決定にも携わった。

 1935年、熱帯農業にも造詣が深かった大谷光瑞は、台湾総督府からの依頼を受けて、台湾全土の農業視察を行った。1940年に落成した逍遥園には、建物本体と庭園に12,000坪の実験農園が附設されていた。サツマイモ、コメ、ゴム、コーヒー、マンゴー、バナナ、アボカドなどの熱帯農作物が栽培されたこの農園は、大谷光瑞の熱帯農業研究における重要な拠点ともなった。

 戦後、逍遥園の周囲一帯は中華民国政府の軍人やその家族が生活する眷村(けんそん)となり、「行仁新村」と名付けられた。1996年、国防部の眷村再開発政策により眷村宿舎の取り壊しが始まると、眷村に埋もれていた逍遥園の保存を呼び掛ける声が各界で高まり、2010年、高雄市政府は逍遥園を歴史建築として登録した。

 2017年、逍遥園の修復に際しては、日本から10名の文化遺産の修復専門家が招聘されて高雄を訪れ、現地の技術者たちに修復技術を伝えた。逍遥園の修復は、日台両国の絆をさらに深めたといえよう。修復顧問の一人である菅澤茂氏によれば、逍遥園の建物正面は左右非対称でありながら、素晴らしく調和が取れているのだという。

 逍遥園は多重屋根をもつ二階建ての建物で、また「市松模様の壁面」、「網代天井」、「杮葺き(こけらぶき)」など、その独特の建築手法や工法には一見の価値がある。書斎の壁面の一角を飾るのは、青と白の「市松模様」。日本の伝統的文様だが、台湾に現存する建物ではなかなか見られないデザインだ。二階の応接室と座敷には、薄い木板と竹板で編まれた「網代天井」が用いられている。また、建物外部の雨除けの庇(ひさし)の部分には、薄い木の板を幾重も重ねた「杮葺き」の工法を見ることができる。

 

 逍遥園の修復によって、歴史の光景が生き生きとよみがえった。その独特な建築様式は、高雄観光の新たな目玉となり、参観者たちに当時の歴史をより深く理解させてくれることだろう。

     逍遥園
    高雄市新興区六合一路55巷15号  
開放時間:火~金曜日11:00~17:00、土・日曜日11:00~18:00、月曜日は定休日。   

 

閱讀中文版:

尋訪日系老靈魂,巷弄中的老宅新空間

https://takao.kcg.gov.tw/article/540